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アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

シリアから始まったアラブ菓子・料理研究。現在エジプトで活動中。

コシャリとムジャッダラ

エジプトの国民食、コシャリ。
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米、レンズマメ、マカロニが混ざった物に、オニオンフライ、トマトソースをかけて食べます。
テーブルには、赤唐辛子のソース、酢が置いてあるので、好みでかけましょう。
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この唐辛子ソースはかなり辛いので、注意が必要です。
辛い物が得意な私ですが、それでもスプーン1杯が限度でした。

シリア人は辛い物が苦手な人が多く、シリアの料理に辛い物は殆どないのですが、エジプト人はシリア人に比べると辛い物が得意なようで、カイロの市場で乾燥赤唐辛子が山のように積まれて売られていたのは新鮮でした。

コシャリを食べる前は米やレンズマメ、マカロニが一緒に茹でられ、ベチャベチャした物を想像していたのですが、それぞれ別々に仕込まれるようで、注文のつど皿に盛られていきます。
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レンズマメ多目で!など、お客さんの好みにも対応してくれるようですが、最近は米の価格が高騰しているようで、米の割合が少なくなってきているとか・・・。

ダマスカスにはコシャリが食べられる店がないのですが、家庭料理にはこれに似たものに、ムジャッダラという料理があります。
簡単に言うと、コシャリのマカロニがないバージョンですが、米とレンズマメは一緒に炊き込みます。
仕上げはフライドオニオンのみで、ソースなどは通常ありません。
この料理は<肉が買えない貧しい人の料理>だそうですが、簡単でおいしく、人気の家庭料理です。
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