ラマダーンあれこれ2

ラマダーンのお楽しみと言えば、何といっても日没後の食事“イフタール”ではないでしょうか。のどの渇きを冷たい水やジュースで潤して待ちに待った食事に入ります。
ラマダーン中の約一か月間、毎晩豪華な食事でパーティーのような日々が続く、などとよく言われますが、実際はどうなのでしょう。
数人の友人知人に聞いたところ、みんな口を揃えて「絶対そんなことはない!」とのこと。確かにラマダーン中は普段より来客が増えるし、当然そういう日はたくさん料理を作るけど、家族だけのときは、いつもと変わらない食事をするそう。
友人A「昨日は、まとめて作っておいたブサーラ(ソラマメとハーブのペースト)とパンとサラダで、特に料理はしてないよ」
友人B「ラマダーン中は毎日料理するけど、お客さんが来ない日は普段と同じだよ。ちょっと大目に作るぐらいかな。でもお菓子や飲み物はいつもより沢山買ってあるよ」
友人C「昨日はモロヘイヤとえーっと、前の日残りのチキンだったかな。クナーファとカターイフも食べたよ」
などと、各家庭いろいろですが、夜な夜なパーティーは誇大妄想のようです。
写真上:友人宅のイフタール。お昼すぎから一緒にお手伝いさせてもらいました。コフタ(細長いハンバーグ)、フライドチキン、マハシー、ナスのベシャメルソース、ナッツ入りごはん、コールスロー、揚げナスのサラダ。

“ホシャーフ”という、アプリコットジュース(水)にドライフルーツとナッツを入れた飲み物。ラマダーン月の定番。
※2014年7月5日にフェイスブックページに投稿した記事の転載です。

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