ラマダーンあれこれ

今年のラマダーン(ヒジュラ歴第9月)がエジプトでは本日(正確には昨日の日没)から始まりました。ラマダーンについてはここで説明すると長くなるので省略しますが、簡単に言うと日の出から日の入りまで一切の飲食を断つという、イスラム教徒の義務の一つです。
現地で過ごすラマダーンは今年で5回目を迎え、あれこれ感じたことを書いてみることにします。ちなみに私はイスラム教徒ではないので、断食はしません。
殆どの人が日中は何も食べずに過ごすということで、当然食べ物屋さん関係は閉まっていることが多いです。
それは断食をしない異教徒にとって、この1か月はさぞ不便なのではないのかと考える方は多いと思いますが、カイロなどの大都会では通常通り営業している店も実は割とあるのです。
また道で水も飲んではいけない、などと時々聞くのですが、そんなことはないです。別に、これ見よがしに飲むこともないですが、私は飲んでいて咎められたりしたことは1度もありません。
と言うのは、この断食はあくまでもイスラム教徒の義務であり、そうでない者に強制するということはあり得ないのです。
断食、結構いいよー、と言っている友人知人は何人もいましたが、一緒にやろうよ!と言う人には会ったことはないです。
そういう訳で、ラマダーン中の昼間にお家にお邪魔しても通常通りお茶を入れてくれ、外で会えば開いているカフェに入って私だけ飲み物を注文する、ということもしょっちゅうです。
写真はダマスカスのお菓子屋さん。普段は生菓子を扱わないお店も、ラマダーン中はフレッシュクリームを使ったお菓子を並べます。
※2014年6月29日にフェイスブックページに投稿した記事の転載です。

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