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アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

シリアから始まったアラブ菓子・料理研究。現在エジプトで活動中。

マハシー その2

マハシーについては以前ご紹介しましたが、エジプトとシリアで異なる点がいくつかあることに気が付いたので、再度ご紹介します。
マハシー
ワラカイナブ

DSC00464 2エジプト人のお宅でいただいたマハシー

エジプトのマハシーは一般的に、米やトマト、ハーブなどを野菜に詰め、または巻き、鶏を茹でて取ったスープで煮込みます。
だしに使った鶏肉は表面をこんがりと焼かれ、マハシーと共に食卓に並べられます。
使用する野菜は、ブドウの葉、キャベツ、ナス、ズッキーニ、ピーマンなど、シリアとさほど変わりませんが、白いナスを使用するのはシリアでは見られませんでした。
キャベツのマハシー(マハシークルンブ)はシリアでももちろん作られますが、エジプトでの方がより好まれているよう。
キャベツの下茹での際にお湯にクミン加えるのがポイントと教わりました。
又、キャベツよりも軽い食感になるレタスもよく用いられれます。


サムネを少々加えて炊き込んだり、鶏から出る脂が冷えると固まってしまうためか、冷やして食べることはないよう。
ディルの香りがふわっと香り、鶏のだしがしみ込んだ優しい味と言う印象です。


一方シリアのマハシーは、葉物で巻いたマハシー、特にワラカイナブは温冷両方で食べられます。
冷たくして食べる方は、ヤランジと呼ばれ、米やトマト、ハーブなどの具を使い、水と少量のオリーブオイルで煮込み、レモン汁を多めに入れて、酸味をきかせるのがポイント。
つまり、動物性の材料は使いません。
温かくして食べる場合ヤブラクと呼ばれ、具にミンチを入れたり、鍋底に骨付き肉などを敷き、一緒に煮ます。
別にとっておいたスープで煮るよりは、水で煮る方が多いようです。

ナス、ズッキーニなどのマハシーの場合はトマトベースのスープで煮たり、特にズッキーニのマハシーはヨーグルトで煮込むことも。別名シェイフマハシー。
※レバノンではナスに切り込みを入れ、ひき肉を挟んで焼いたものをシェイフマハシーと呼ぶことがあります。

広い地域で食べられているマハシー。
いろいろ食べ比べて、好みの味を見つけるのも楽しいですね。
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