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アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

シリアから始まったアラブ菓子・料理研究。現在エジプトで活動中。

2016年02月の記事

実はこんなにある!エジプトのお茶の種類


シャーイ(お茶)やアホワ(コーヒー)はアラブ中東諸国でもよく飲まれており、おじさんたちが集まる喫茶店も町中でよく見かけます。
エジプトではどちらかと言えばコーヒーよりもシャーイを飲む頻度が高いようで、一言でシャーイと言っても、実は色々な呼び方があります。
これらは、日常生活で頻繁に使うというよりは、喫茶店、しかも庶民的なおっさんマクハー(喫茶店)での用語。そこに出入りしない人々、例えば若い娘さんはそんな言葉は知らなかったりすることも。
そして、人によって微妙に認識が違うのも、エジプトらしさ、ということでしょうか。
ちなみに、エジプトでは主に粉状のお茶の葉を使用します。
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まず基本なのは【シャーイ・コシャリー】。エジプトを代表する料理、コシャリが由来です。お皿に米、レンズマメ、マカロニ、と一つづつ材料を入れていくように、カップに、お茶の葉、砂糖を入れてお湯を注ぎます。
次は【シャーイ・バンヌール】。ポットに湯を沸かしてお茶の葉と砂糖を入れます。要は煮出す方法ですね。あらかじめお茶の葉と砂糖を丁度良い割合でまぜておくのですが、このミックスをタルイーマと呼びます。
【シャーイ・ボースタ】は砂糖を別添えで出す方法です。エジプト人は砂糖たっぷりのシャーイが大好きで、砂糖水の様なシャーイが出てくるこもあるので、特に甘すぎるのが苦手な人はこの別添えの方法で頼むことをお勧めします。
【シャーイ・ミーザ】はミルクティーで、エジプト南部やヌビア人などに特に好まれるよう。【シャーイ・バルバリー】も同じくミルクティーですが、こちらはミルクが少なめのようです。
【シャーイ・アガミー】は濃いめのシャーイを小さいガラスのカップで出す方法です。【シャーイ・ハムシーナ】は大きいカップに半分ぐらい注ぐ方法です(シャーイ・ハムシーナが小さいカップという意見も有)。
エジプト南部では【シャーイ・ヒブル】という、非常に濃いお茶に砂糖をたっぷり入れて飲む方法があります。ちなみにヒブルとは、アラビア語でインクという意味。それほど濃く、服に着いたらなかなか落ちない、ということですね。
アレキサンドリアなどのデルタ地域では、南部とは逆で、比較的薄めのお茶に砂糖は少な目と言う傾向があるようです。
リプトンなどのティーパックも、もちろん使われています。リープトンなどと、商品名をそのまま言うこともありますが(むしろこっちが普通かも)【シャーイ・フィトラ】や【シャーイ・タイヤーラ】と言えば、少しエジプト通をかもしだせるかもしれません。フィトラは糸。タイヤーラは飛行機という意味で、それが転じて速い、という意味合いになっています。
ちなみに、この粉状のお茶の葉は、代表的なのはアルーサ(花嫁)というメーカーですが、リプトンからも出ています。レバノンはチュニジアなど、他のアラブ諸国では見かけなかったので、エジプトのお土産にいいかもしれませんね。

この他にも色々な呼び方があり、エジプト人とシャーイは切っても切り離せないことがよくわかります。街歩きに疲れたらちょっと一休み。もちろんシャーイ・コシャリー!
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