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アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

シリアから始まったアラブ菓子・料理研究。現在エジプトで活動中。

2014年06月の記事

スフーフ

カステラのような鮮やかな黄色が特徴のレバノンお菓子、スフーフ。
DSC02142.jpg

この黄色は実はターメリックの色なのです。
バスブーサハリーサに似ていますが、仕上がりにシロップをかけず、粗挽きのセモリナではなく、小麦粉の細かさまで挽いたセモリナを使用しているので、きめが細かくふんわりしています。

シロップをかけないハリーサと言えば、シリアではココナッツフレークを加えたシロップなしのハリーサをスペイン風のという意味で〈ハリーサ・イスバーニーヤ〉又は単に〈イスバーニーヤ〉と呼ぶことがありました。

モロッコにもスフーフ(セフーフ)というお菓子がありますが、こちらはローストした小麦粉にシナモンなどのスパイス、ナッツ、ゴマ、はちみつや油脂を加えてドーム状に成形した、全く違うお菓子です。
セッルーとも呼ばれているよう。

レバノンのスフーフとモロッコのスフーフは、アラビア語で書き表すと最初の文字の“ス”の部分が違うのですが、時々混同されています。
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