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アラブでお菓子のハナシ、ゴハンの時間

シリアから始まったアラブ菓子・料理研究。現在エジプトで活動中。

2011年04月の記事

バルセロナでお菓子のハナシ

日本にはアラブ人は多くは住んでいませんが、ヨーロッパには多くのアラブ、中東の移民が暮らしています。
バルセロナにもアラブ、中東諸国の移民が多い地域があり、ケバブ、ファラーフェルなどを出す食堂や、食料品店、ハラールの肉屋などが並んでいますが、その中にもちろんお菓子屋さんもありました。

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こちらはパキスタン人がやっているお菓子屋さんで、ダマスカスで見るお菓子と若干違いはあるものの、ルーツは同じなんだろうなぁと思わせるお菓子がたくさんあり、とても興味深いです。

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パキスタン風なのか、多少スペイン風にアレンジされているのかは不明ですが、ダマスカスで食べるよりもシロップの濃度が薄い気がしました。

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アラブ、中東のお菓子というと、花水で香りをつけて、、、とよく言われ、お菓子のレシピ本などにも花水、バラ水は欠かせないと書いてありますが、実際に市販品でこれらの香りを感じるお菓子に出会うことは多くはないように思います。
しかし、このバクラワは花水の香りがしっかりついていて、口に入れた瞬間に文字通りふわっと香りが広がりました。
また、バクラワは生地の薄さが命!と思い込んでいたのですが、このバクラワは今まで食べた中で一番生地が厚いにもかかわらず、もさっとした食感はなく、適度に食べ応えがあり、新しい発見の多いバクラワでした。

アラブ、中東以外の地域で、その土地に溶け込んだアラブ菓子を食べ歩くのも面白いものです。
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